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2011年9月27日火曜日

竹切り

只今、熊手に取り付ける竹を切って、洗う作業の真っ最中です。



今年の一の酉は11月2日、卸売りを考えると、熊手を完成させるまで

もう一月足らずとなりました。一年早いな~と感じます。

熊手には主に真竹を使用します。大きい熊手には孟宗竹を使います。

それらを、熊手の大きさに合わせて十数のサイズに切り分け、

汚れを水で洗い流し、風通しの良い日陰で保管します。


山と積まれた万余の竹が、今や遅しと出番を待っています。もう少々お待ちください。

今年もあと三カ月少々、熊手屋の一番忙しい季節が始まります。

(友)

2011年9月20日火曜日

新宿花園神社

所用で新宿に寄った折、久し振りに「花園神社」にお参りして来ました。


境内は、私が訪れた時は人もまばらで、都会の喧騒がまるで嘘の様な

深い静寂に包まれていました(模範的文章?)。

芸能関係に縁の深い「芸能浅間神社」も境内にあります。


毎年11月に「花園神社」で開催される酉の市は、関東三大酉の市の一として

多くの方に親しまれており、大変な賑わいを見せます。

しかしながら私、生でその喧騒を味わったことがございません。

なぜなら、新宿の酉の市が賑わいを見せている丁度その頃、

私は遠い浅草の地で、額に汗しながら熊手の商いに勤しんでいるからなのです。

「面亀」は新宿「花園神社」の酉の市には出店していません。

弊社の11月酉の市の商いは、浅草「長國寺」、府中「大國魂神社」、

そして石神井公園「大鷲神社」の三か所ですが、そのうち浅草だけには

宵宮があり、浅草担当の私は、酉の日前日から浅草に入ります。

浅草の酉の市が終わる頃には、新宿の酉の市も終了しているんですね~。

浅草担当でいる限り、「花園神社」の酉の市とは当分ご縁が無さそうです。

そうした制約の無い方、今年は「三の酉」の年です。各地の酉の市を巡って、

雰囲気の違いを味わってみてはいかがでしょうか。

浅草にお立ち寄りの際は、是非当店まで足をお運びください。

「お神酒」サービスします(笑)。



(友)

2011年9月14日水曜日

オオクマデ

前回に引き続き、意味も無く片仮名タイトルにしてみました。

さて、弊社浅草店(酉の市限定)責任者Fが何やら格闘しています。


実は特注の大熊手を製作しているところなのです。

注文主は毎年浅草店にお越し頂く、長いお付き合いをさせて頂いているお客様です。

毎度ありがとうございます。

この熊手は上下左右はもちろん、奥行きもあるので、

竹を取り付けた総重量はかなりのものがあり、一人で持ち運ぶのは危険です。

それを酉の市では、3~4人掛かりで店に高々と飾り付けます。

参道を行き交う人が驚いた顔で見上げ、写真を撮る様を見るのは

中々気分の良いものです。そしていよいよお客様ご一行ご来店となれば、

その大熊手を降ろし、溢れる人集りの中、「家内安全、商売繁昌」の

掛け声と共に、盛大な手締めが境内に響き渡るのです。

残念ながら完成形はお見せすることが出来ませんが、

今年11月酉の日、2日・14日・26日のいずれかに、

浅草の地でお披露目いたしますので、是非、長国寺境内まで足をお運びください。

運良く見られた方、きっとご利益がありますよ~!


(友)

2011年9月9日金曜日

ザルクマデ

片仮名で書くと何のことやらさっぱり分からないですね。

「ざる熊手」。これで分かり易くなりました。(ホントかね?)

そう、文字通り「笊(ざる)」を使った熊手のことです。

弊社では昨日から、「ざる熊手」の製作が始まりました。





直径20㎝位から90㎝(!)の特大サイズまでの「ざる」を使用し、

大小合わせて約40種類の「ざる熊手」を作製します。

「ざる熊手」は、幸運や金運を熊手の爪でかき集めるだけでなく、

「ざる」ですくい取ってしまおうという、とても欲張りな熊手です。

しかし、あまりがめつく欲張りすぎるのも良くありません。

そこの所を「ざるの目」が上手~く調整してくれるのです。

昔に比べて「ざる」が入手しにくくなって来てはいますが、

出来る限り作り続けていきます。


(友)

2011年9月2日金曜日

囃子っ子

お盆明けから始まった旭町の重松流祭囃子合同稽古。

今週も一昨日、昨日と旭町公民館で行われました。

当ブログにリンク頂いている重松Gブログ管理人様も

忙しい仕事の合間を縫って参加、気魄のこもった囃子の音を披露されました。

今年は新たに一年生が三人加入したこともあり、小学生の出席が

非常に多く、皆とても熱心に稽古に励んでいます。

古タイヤを叩かせたり、一列に並ばせて交替で太鼓を叩かせる稽古ですが、

バチ捌きは覚束ないながらも、笛の音に合わせることは

結構早く出来るようになります。耳で覚えるからでしょう。

大人になってから始めると中々こうはいきません。

将来の旭町太鼓連を担う人材が着実に育っています。

(友)