連休を利用して田舎(父方の実家。私の出生地でもあります。)に帰省しました。
宮城県石巻市川口町にあったその家屋は、
昨年3月11日の地震による津波で外壁だけ残され、現在は更地になっています。
震災から一年が経過し、多くの建物が解体され瓦礫もかなり撤去されました。
更地が広がる一帯は、廃墟となった鉄筋コンクリート造の建物や、
打ち上げられたままの漁船などが散見されます。
地盤沈下による浸水がひどく、再び人が住めるようになるかは分からないそうです。
実際、この一帯を公園にする計画が大分前から持ち上がっているようです。
今回、被災した海岸部各地を車で回る事が出来ました。
内陸部からは想像もつかない惨状、
未だ生々しく残る震災の深い爪痕を目の当たりにし、
復興への長く険しい道のりに思いを馳せずにはいられませんでした。
よそ者の無責任な感傷なのかも知れませんが。
帰途立ち寄った福島県田村郡三春町の「滝桜」。
花の見頃は過ぎ、すでに葉桜となっていましたが、
千年以上を生き抜き、そして今回の震災も乗り越えた
そのたくましい生命力を肌で感じることが出来ました。
それで十分です。
また見事な花を咲かせてくれるはずです。
(友)
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