今年11月の酉の市は3日・15日・27日ですが、
三の酉まである年は火事が多い。
という話を耳にしたことのある方も多いと思います。
そのいわれは諸説ありはっきりしませんが、
「祭りにかこつけて男性が(吉原で)夜遊びし過ぎないよう、
家に引き止めるために女性たちが作った話」
という俗説がよく知られているようです。
こういう話を聞くとなんだか三の酉が珍しいような気がしませんか?
(しませんか・・・?)
それではその珍しい三の酉は何年おきに巡ってくるのかというと、
だいたい一年おきに巡ってきます!
2011年~2020年までの11月酉の日は
2011年11月 2日・14日・26日 ❸
2012年 8日・20日 ②
2013年 3日・15日・27日 ❸
2014年 10日・22日 ②
2015年 5日・17日・29日 ❸
2016年 11日・23日 ②
2017年 6日・17日・29日 ❸
2018年 1日・13日・25日 ❸
2019年 8日・20日 ②
2020年 2日・14日・26日 ❸
なんと10年中6年が三の酉まである年です。
もっともこれは当然のことです。
酉の日は12日に一回巡ってきます。11月は30日間なので、
11月酉の日は下記の12パターンになります。
一の酉が11月1日~6日の間なら、その年は三の酉になります。
①「1・13・25」 ②「2・14.26」 ③「3・15・27」
④「4・16・28」 ⑤「5・17・29」 ⑥「6・18・30」)
一の酉が11月7日~12日の間なら、その年は二の酉になります。
⑦「7・19」 ⑧「8・20」 ⑨「9・21」
⑩「10・22」 ⑪「11・23」 ⑫「12・24」)
平年(一年が365日の年)ならば酉の日は毎年5日ずつ前にずれていきます。
(11月酉の日算出方法参照)
そうすると
①1・13・25⇒⑧8・20⇒③3・15・27⇒⑩10・22⇒⑤5・17・29 ・・・・・・
②2・14・26⇒⑨9・21⇒④4・16・28⇒⑪11・23⇒⑥6・18・30 ・・・・・・
③3・15・27⇒⑩10・22⇒⑤5・17・29⇒⑫12・24⇒⑦7・19 ・・・・・・
④4・16・28⇒⑪11・23⇒⑥6・18・30⇒①1・13・25⇒⑧8・20 ・・・・・・
⑤5・17・29⇒⑫12・24⇒⑦7・19⇒②2・14・26⇒⑨9・21 ・・・・・・
⑥6・18・30⇒①1・13・25⇒⑧8・20⇒③3・15・27⇒⑩10・22 ・・・・・・
実際は閏年があるため、この通りにはいきませんが、
二の酉の年と三の酉の年がだいたい交互に巡ってくるということが
お分かりいただけると思います。
三の酉が珍しくないからと言って、言い伝えを軽んじてはいけませんよ。
(いませんか・・・)
昔から言い伝えられてきたことには、それなりの理由があるはずです。
三の酉まである年は熊手を売る側の我々も、より慌ただしさを感じます。
三の酉の年はもちろん、二の酉の年も
火の~用心!!
(友)
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